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Ⅱ豊かな暮らしを
育んだ三瓶火山

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400年以上の老松

定めの松

さだめのまつ

西から三瓶山に続く道(三瓶山公園線)を上り、西の原の草原が眼前に広がると、幾百年の年月を経た老松「定めの松」が出迎えてくれます。
この松は、石見銀山の初代奉行、大久保長安が行った石見検地の時に、一里塚の塚松として植えられたと伝わり、以前は道路の両側に対になっていました(一方は2007年に枯死)。
根上がりした根がいくつもの岩を抱え、もとは塚の上に植えられていたことを物語ります。
西の原は大雪の時には雪原に変わり、昔は吹雪の時などは進む方向さえわからなくなることもありました。
道の目印として、定めの松を起点に数百m間隔で松が植えられ、道行く人々を見守る役割を果たしてきました。

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